車を売るとき、「どこに頼んでも、そんなに金額は変わらない」と思っていませんか?
私はそう思っていましたが、実際にやってみると、かなり違いました。
私は一括査定を使って、国産車は25%高く、外車は6%高く売ることができました。金額にすると、2台あわせて28万円の差です。
やったことは、特別難しいことではありません。
このくらいです。
この記事では、私が実際に車を売ったときにやった5つのコツと、実際の査定額・交渉内容を紹介します。
知っているかどうかだけで数万円変わります。「車を少しでも高く売りたい」という方の参考になれば嬉しいです。

「かけひきはしません。精一杯の金額を出します」と断言する業者さんもいました。
担当者が上司を連れて来て、懇願されることもありました。
- 車検と自動車税を払う前に売る
- 査定は1社ずつ受ける
- 他社の金額を教えない
- 売却予定日は長めに伝える
- 修理歴は正直に話す
車を高く売る5つのコツ
やることは、たった5つです。
どれも特別な知識はいりません。電話を1本かけて、あとは日程をずらすだけ。
車検と自動車税の前に売る
私が車を売るときに意識したのが、車検や自動車税を払う前に売ることです。
私の経験では、車検を通したからといって、その分だけ買取価格が上がるわけではありませんでした。たとえば、5万円かけて車検を通しても、5万円高く売れるとは限りません。
そのため、車検が近い場合は、通す前に売却することを検討しました。
自動車税についても同じです。
毎年かかる固定費なので売却予定があるなら、支払う前に売ることも選択肢になります。
私の場合、売却時期として意識していたのは2〜3月です。
春は車を買いたい人が増える時期でもあるため、業者側も仕入れたいタイミングなのかな、と感じました。
同時査定をしない
査定は3〜5社で十分だと感じました。
それ以上増やしても、手間のわりに金額は上がらないと感じたからです。
大事なのは、同じ時間に何社も呼ばないことです。
業者さんから「他社さん一緒の時間でも大丈夫ですよ」と言われました。私は断って、1社ずつ時間をずらしました。なぜかというと、同時査定にすると、お互いの査定額が分かってしまうからです。
それよりも、1社ずつ査定してもらったほうが、各社の提示額を比較しやすくなります。
たとえば、
- ○ 13時 A社 → 14時 B社 → 15時 C社 → 16時 D社
- × 13〜14時に A〜D社をまとめて呼ぶ
という感じです。
1社あたり1時間ほど。1日で終わります。業者さんもフットワークが軽いので、週末に4社全て査定してもらうことができました。
他社の金額をすぐに教えない
査定中は、いろいろ聞かれます。
たとえば、
「他社さんはいくらでしたか?」
「何社くらい査定を受けていますか?」
「いつまでに売りたいですか?」
「いくらなら売ってもらえますか?」 など。
正直に答えると、交渉で不利になりますので以下のように回答していました。
「どうでしょうねぇ」
「まだ決めていません」
「家族と相談してから」
このくらいで、いったん濁します。もちろん、嘘をつく必要はありません。
こちらの最低希望額などを、最初から全部伝えないということです。
そして、最後に2社くらいまで絞ったところで、初めて金額を伝えます。
たとえば、「他社さんは5万円高い金額でした」と伝える。ここからが交渉です。
売却の予定日は長めに伝える
「いつ頃売りたいですか」と聞かれたら、本当はすぐ売りたくても
「まだ決めていません」
「1年以内かな」
など、少し余裕を持たせて回答します。
これが、あとで交渉の材料になります。
例えば、
「1か月早く渡すので、もう少し価格を上げてもらえませんか」
という交渉ができます。
実際に、私はこの方法で価格を上げてもらいました。
業者側にも、「できれば早く仕入れたい」という事情があります。
そこで、こちらが譲れる条件を持っておく。私はこれが交渉では結構大事だと思っています。
修理歴は隠さない
事故などで大きく凹んだことがある場合は、正直に伝えます。
軽い傷や小さな擦り傷などは別として、修理歴を隠すのはおすすめしません。あとから修理の跡などが見つかると、査定額が下がる可能性があります。
自分では忘れていることもあるので、査定前に、「この車、過去に修理したことあったかな?」と一度思い出しておくと安心です。
実際に交渉した2つの事例
ここからは、実際の数字を出します。
私の場合、同じ車でも、会社によって10万円以上の差がありました。
見積もりを1社しか取らなかったら、この差は分からないままでした。
国産車は25%高く売れた

4社に査定してもらいました。
- A社:64万円
- B社:63万円
- C社:75万円
- D社:69万円
この時点で、いちばん安い会社と高い会社で12万円の差があります。
そこで、一番高かった会社と交渉しました。
相手から、「3〜4月によく売れるので、2月中に仕入れたい」という話がありました。
そこで、「納車を早めるので、もう少し上げてもらえませんか?」と交渉。
結果、5万円上乗せしてもらい、80万円になりました。
最初のA社が64万円だったので、80万円 − 64万円 = 16万円です。割合にすると、25%の差。私にとっては、かなり大きな金額でした。
外車は6%高く売れた

こちらも査定してもらったのは、4社です。
- A社:203万円
- B社:205万円
- C社:210万円
- D社:190万円
最高額と最低額で、20万円の差がありました。
今回の業者さんからは、「ちょうどこの車を欲しがっているお客さんがいる」という話がありました。
そこで、その場で決めることを条件に、さらに交渉。5万円上げてもらい、215万円になりました。
1社だけだった場合の203万円と比べると、12万円の差です。
国産車と外車。2台あわせると、28万円。
もちろん、これは私が実際に売ったときの結果なので、同じ方法を使えば必ず同じ金額になるわけではありません。ただ、複数社を比較するだけでも、価格差があることは分かっていただけると思います。
交渉で効いたのは相手の都合
2台とも、交渉で意識したことは同じでした。
こちらの希望金額を一方的に押しつけるのではなく、「相手は何を欲しがっているのか?」を考えることです。
仕入れを急いでいるのか。
その車を探しているお客さんがいるのか。
早く納車してほしいのか。
それが分かると、「じゃあ、こちらは何を譲れるかな?」と考えることができます。
交渉というと、「いくらまで上げられますか?」と強く迫るイメージがあります。でも私の場合は、むしろ相手の事情を聞くことから始めました。
ちなみに、見積書を紙でもらえる会社は、私の経験では多くありませんでした。
口頭だけだと、あとで「言った・言わない」になりかねないので、可能なら査定額などを確認できる書面をもらっておくと安心です。
一括査定から入金までの手順
手順そのものは、それほど難しくありません。
私の場合は、週末の1日で査定を終えました。
ただし、必要書類がそろっていないと手続きが止まるので、先に準備しておくのがおすすめです。
一括査定サービスにはいろいろなタイプがあります。一度申し込むと、複数の業者から一斉に電話がかかってくるタイプもあります。
電話対応が苦手な人は、申し込む前に、「どのくらいの業者から連絡が来るのか」「電話以外の連絡方法はあるのか」など、仕組みを確認しておくと安心です。
必要になることが多い書類は、次のようなものです。
| 必要な書類 | どこにあるか |
|---|---|
| 自動車検査証(車検証) | 車の中に保管されていることが多い |
| 印鑑登録証明書 | マイナンバーカードがあればコンビニで発行できる |
| 自賠責保険証明書 | 車検証と一緒に入っていることが多い |
| 自動車納税証明書 | 毎年春に届く納付書の控え |
| リサイクル券 | 預けている場合のみ |
あとは、1社ずつ査定してもらいます。1社あたり1時間程度なので、うまくいけば1日で終わります。
取引する会社が決まれば、指示に従って手続きを進めます。指定日に車を引き渡し、必要書類を提出。あとは、指定した口座への入金を確認して終了です。
車を手放したあとの移動手段
「車がないと不便じゃない?」と、よく聞かれます。
私も最初はそう思っていました。
ところが意外なことに、実際に手放しても困りませんでした。
もちろん、これは住んでいる場所や家族構成によって大きく変わります。私の場合は、案外、車なしでも生活で困ることはありませんでした。
タクシーという選択
計算してみると、我が家の場合は、月6万円くらいまでなら車を持つよりタクシーを使ったほうが安く済む計算でした。
車は、乗っていない時間にも、
- 駐車場代
- 自動車税
- 保険
- 車検
- メンテナンス
- ガソリン代
などのお金がかかります。
タクシーの配車アプリに登録しておくと、必要なときに呼べるので便利です。
雨の日。
真夏。
真冬。
急なお迎え。
こういうときには、本当に助かりました。ただし、平日の朝などは配車が取りにくいこともあります。
カーシェアという選択
近くにカーシェアがあれば、これも便利です。
家族で出かけるときや、荷物が多いときに利用しています。私はサブスクを最低限にしているので、年会費がかからないものを選んで必要な時だけ利用しています。
ただし、住んでいる地域によっては利用できる場所が少ないこともあります。
自転車という選択
普段の移動は、自転車です。
思い切ってロードバイクを買いました。……が、すぐに盗まれました。(笑)
これは完全に私の反省です。
自転車を買うなら、盗難対策にはきちんとお金をかけることをおすすめします。
自転車は、主体的に動けるし、運動不足を解消できるので、購入後の満足度が非常に高いものの1つです。
まとめ 車は「高く売る」だけでなく「持たない」選択もある
車を売って分かったのは、同じ車でも売り方によって査定額が変わるということでした。
- 車検や自動車税のタイミングを考える
- 査定は1社ずつ受ける
- 他社の査定額を最初から教えない
- 売却時期を交渉材料にする
- 修理歴は正直に伝える
この5つです。
私の場合は、2台あわせて28万円の差が出ました。
かかった手間は、週末の1〜2日程度。
もちろん、車種や時期、地域、相場によって結果は変わります。それでも、1社だけで決めずに比較するだけで、結果が変わる可能性はあります。
そして、車を手放して感じたのは、お金だけではありませんでした。
車にかかる維持費がなくなった。
駐車場を気にしなくてよくなった。
車のメンテナンスを考える時間も減った。
そして、浮いたお金と時間を、家族や自分が本当に楽しみたいことに使えるようになりました。
FIRE後の我が家は、車を手放す一方で、家賃は上げました。
「何でも節約する」のではなく、必要なものには使い、必要ないものは手放す。
そんな暮らしに変わっていきました。その話はこちらの記事にまとめています。
【FIRE後の生活費】家賃は上げて、車は手放した我が家の選択
さて、あなたのお家の車は、本当に必要でしょうか?周りが持っているから、家に駐車スペースがあるから、と何も疑わずに、保有していませんか?
もし車を手放した経験がある方は、ぜひコメントで教えてください。

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